フェブラリーSに管理馬を登録している22人の調教師のうち、2016年以降の東京ダート1600mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
フェブラリーSで馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
栗田徹調教師。集計期間内に東京ダート1600mで14勝を挙げ、複勝率34.3%。それほど人気薄での激走があるわけではないが、1番人気に支持された際は[8-3-1-2]と素晴らしい成績を残している。このレースに限らず、東京ダート1600m攻略の上で覚えておいて損のないデータだろう。
今年は
アルクトスが出走予定。
さきたま杯、
南部杯と連勝して、まさに充実一途での参戦となる。過去2年の
フェブラリーSは9着9着だが、今年は違う結果が望めそうだ。メンバー1の持ち時計を持っており、時計勝負ならなお良いだろう。
2位は
野中賢二調教師。集計期間内に東京ダート1600mで7勝を挙げ、複勝率42.9%。28戦中26戦が2勝クラス以上と、上級条件中心でこの複勝率は驚異的だ。19年の
フェブラリーSを
インティで制しているほか、18年
武蔵野Sを
クインズサターンで2着、21年
ユニコーンSを
ケイアイロベージで3着するなど中身も濃い。
今年は
インティが出走予定。7連勝で
フェブラリーSを制した頃の勢いは薄れたものの、昨年暮れの
チャンピオンズCでも4着と一線級の力は残っている。出していくのか、控えるのか。展開面の鍵も握る一頭だ。
第1位に輝いたのは
堀宣行調教師。集計期間内に東京ダート1600mで23勝を挙げ、複勝率46.3%。特筆すべきは勝率の高さで、着別度数で示すと[23-4-4-36]としっかり勝ち切っている。馬券的には「頭あって紐なし」という姿勢で臨むのが良いだろう。5番人気以内だと、複勝率61.2%、複勝回収率102%とさらに数字がアップする。
今年は連覇を狙う
カフェファラオが出走予定。近況は冴えないが、2走前は芝、前走は16番枠と敗因は明白。3戦無敗の東京ダート1600mならば巻き返しは必至だろう。上位人気が見込まれるが、期待に応えてくれそうだ。