「
フェブラリーS・G1」(20日、東京)
チャンピオンズC12着からのリベンジに燃える白毛の
ソダシが16日、栗東坂路を軽快なフットワークで駆け抜けた。
純白の馬体を弾ませた。2度目のダートで復権を誓う
ソダシ。単走で栗東坂路を駆け上がり、馬なりで4F52秒9-38秒5-12秒1と、余力残しのフィニッシュだ。騎乗した吉田隼は「いい感じで来られていると思う。先週コースでやっているし、息の入りは良かった」と感触を伝えた。
納得の表情で人馬を出迎えたのが須貝師だ。「ちょうどいい感じ。無理せず、リズム良く。気持ち良さそうに走っていたし、普段も
リラックスしていて、昨年よりもお姉さんになったと感じる」。成長点にも触れ、仕上げに胸を張った。
昨年の
桜花賞馬が選んだのは芝とダートの二刀流。初ダートのチャンピオンズCは12着に敗れたが、「スタートしてハナに行くスピードを見せたし、イメージは悪くない。ダートのメンバーは強いけど、マイルの方がいいと思う。どれだけやれるか」と復権を描く。
「ダートが合っていないということを、あの一戦で結論付けたくない」。須貝師もこう言って力を込める。G1・2勝を挙げるマイルに加え、芝スタートのコース形態だけに、「それがプラスに働いてくれたらという思いで使わせていただく。ズルさを出さないように隼人が導いてほしい」と反撃を期待した。桜の女王から砂の女王へ-。白毛の
アイドルホースが輝きを取り戻す。
提供:デイリースポーツ