20日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(4歳上・GI・ダート1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが10番。4回で3番、3回で6番、14番が続く。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-0-18/19 複勝率5.3% 複勝回収率13%
2枠 3-1-2-13/19 複勝率31.6% 複勝回収率100%
3枠 0-2-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率53%
4枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率32%
5枠 0-2-5-13/20 複勝率35.0% 複勝回収率90%
6枠 2-0-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率29%
7枠 2-2-0-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率196%
8枠 1-2-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率153%
【4番人気以下】
1枠 0-0-0-17/17 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 0-1-2-13/16 複勝率18.8% 複勝回収率88%
3枠 0-1-1-13/15 複勝率13.3% 複勝回収率63%
4枠 0-0-1-16/17 複勝率5.9% 複勝回収率23%
5枠 0-2-1-11/14 複勝率21.4% 複勝回収率67%
6枠 1-0-0-15/16 複勝率6.3% 複勝回収率17%
7枠 1-1-0-16/18 複勝率11.1% 複勝回収率200%
8枠 1-1-0-13/15 複勝率13.3% 複勝回収率194%
東京ダート1600mといえば、外枠有利の印象が強いコースであるが、意外にも勝ち馬は1〜4枠から5勝、5〜8枠から5勝と互角。とはいえ1枠は13年に
グレープブランデーが勝利して以来、馬券に絡めておらず苦戦傾向。出たなりでは揉まれ込み、出していくとハイペースに巻き込まれるという苦しい立場が窺える。
4番人気以下に絞ると、イメージ通りの、外枠有利の傾向が浮かび上がってくる。14年16番人気1着の
コパノリッキー(7枠13番)、20年16番人気2着の
ケイティブレイブ(8枠15番)と、2度も最低人気が外枠から馬券に絡んでいるのは頭に留めておくべきだろう。内枠からでも3番人気以内に支持されるような力量馬は勝ち切れるが、穴馬探しは外枠から入るのが定石だ。