東京11Rの第39回
フェブラリーステークス(4歳以上GI・ダート1600m)は2番人気
カフェファラオ(
福永祐一騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒8(重)。2馬身半差の2着に5番人気
テイエムサウスダン、さらに半馬身差の3着に4番人気
ソダシが入った。
カフェファラオは美浦・
堀宣行厩舎の5歳牡馬で、父
American Pharoah、
母Mary's Follies(母の
父More Than Ready)。通算成績は11戦6勝。
レース後のコメント
1着
カフェファラオ(
福永祐一騎手)
「レース前に堀調教師と打ち合わせをして、作戦通りのポジションでレースをすることができました。あとは馬の気分を損ねないように、そこだけ注意しながら乗っていました。
気を付けたのはスタートですね。あのポジションを取れるかどうかでこの馬の気分が変わるのではないかと感じていたので、スタートがそこまで速かったわけではないですけど、リカバリーが上手くいきましたし、ある程度イメージした隊列の中で、砂を被らない3番手の位置で非常に良い形で進められていましたので、あとは抜け出して気持ちを切らさないように、僕が遊ばれないように気を付けていました。
(怪我から)復帰していない段階で依頼を頂いていましたし、しっかりと良い状態で復帰しないといけないと強く思いましたし、自分を信頼してくれて依頼してくれた関係者方の期待に応えたいという気持ちが強かったので、今日は良い仕事ができたと思います」
(
堀宣行調教師)
「今日は本当に馬がよく頑張ってくれましたし、福永騎手も上手に乗ってくれて、こういう結果が出て良かったです。福永騎手には、細かい通る位置、番手についても話していましたが、それよりも基本的にこの馬の長所を生かす競馬を考えていました。調教を通じて、福永騎手には掴んでもらっていました。
ゲートは遅かったですが、スピードに乗って良い位置が取れたので、序盤は安心して見ていられました。チークピーシーズは最終的に去年と同じものをつけて出走しました。去年よりメンタル的に一定のリズムで走れていて、質は良かったと思います。
今後については、馬の状態が第一ですから、確認して、オーナーと相談して、色々な選択肢を考えていきたいと思います。その中には、海外もあり、直近だとドバイも登録していますし、
BCクラシックも候補になります」
2着
テイエムサウスダン(飯田雄三調教師)
「これで1600mも持つことが分かりました。このメンバーの中で、本当に頑張ってくれました。今後、選択肢が広がったと思います」
3着
ソダシ(
吉田隼人騎手)
「半信半疑でしたが、ダートでこういう結果が出て、ホッとしましたし、やれることが分かりました。馬場、枠も良く、それに助けられた面もありますが、よく踏ん張ってくれました。ゲートも今日はなんとか我慢してくれましたし、キック
バックも我慢してくれました」
(
須貝尚介調教師)
「これだけのメンバーを相手によく頑張っています。ダートも走れるということを証明できて良かったです。ゲートでソワソワしているところがあるので、そこが課題です。芝、ダートと選択肢が増えて今後が楽しみです」
4着
ソリストサンダー(
戸崎圭太騎手)
「前目に行けて、ペースもゆっくりしていました。勝ち馬を見ながら良い形で運べました。時計も速かったですが、よく頑張っています」
5着
タイムフライヤー(
横山武史騎手)
「立ち回りやレース内容としては良い競馬ができました。この馬の現状持つ力の中では良いパフォーマンスを発揮することができました」
6着
レッドルゼル(
川田将雅騎手)
「勝ち馬の真後ろから競馬を進めることができました。ポジション的には良い所を取れていましたが、道中も直線も動くことができず、今日はこの馬らしい走りができぬままゴールという感じでした」
7着
アルクトス(
田辺裕信騎手)
「内枠でしたが、そつなく流れに乗れました。勝った馬の後ろで待機できましたし、直線も十分に進路がありました。ただ、上がり勝負になった時に対応しきれず、置かれ気味になりました。現状の力は出し切れたと思います」
9着
エアスピネル(
M.デムーロ騎手)
「今日は時計が速すぎましたし、上がりが速く、瞬発力が求められ、枠順も厳しかったです。伸びてはいますが、ジリジリした感じで、馬の状態は良かったのですが、残念です」
11着
インティ(
武豊騎手)
「スタートがあまり速くなくなっていて、出なくなっていましたし、内枠だったので覚悟はしていました。行けないのは仕方ないですが、道中でかかってしまったのが余計でした」
14着
テオレーマ (
C.ルメール騎手)
「いつも通り後ろからになりました。スローペースになり、この馬場で後ろからは来られませんでした」
ラジオNIKKEI