「
中山記念・G2」(27日、中山)
春の中山開催の幕開けを告げる伝統のG2戦。注目はマイルCS3着以来の
ダノンザキッドだ。1週前追い切りには川田が騎乗。栗東CWで
ダイアトニック(7歳オープン)と併せ、6F82秒1-1秒0で併入。実戦さながらの迫力満点リハに、安田隆師は「昨年の今頃と比べたら雲泥の差だね。ここの結果次第でどこへ行くか決めたい」と今後を占う重要な一戦と明言。きっちりモノにしたい。
昨秋の
福島記念で驚異の逃走Vを決めた
パンサラッサも、ここから始動。前走の
有馬記念はさすがに13着と失速したが、持ち前のスピードを生かして逃げた。ここもレースの鍵を握るべく、主導権は譲らない。
白富士S2着の
アドマイヤハダルも、タイトル奪取に向けて上昇ムードだ。
迎え撃つ関東勢では、
福島記念2着の
ヒュミドールが重賞初Vへ向けて好仕上がり。
東京新聞杯3着の
カラテは、今週で定年引退する高橋祥師にとって最後の重賞挑戦。気合は十分だろう。同じく今週が最後の名門・藤沢和厩舎は、中山で重賞3勝の
コントラチェックを筆頭に、
ゴーフォザサミット、
レッドサイオンの3頭出しで最後のタイトルを狙う。
8歳馬となったが、元気な中山巧者
ウインイクシード、復活を期す重賞2勝馬
マルターズディオサ、久々の復帰戦となる一昨年の
皐月賞3着馬
ガロアクリークなど混戦模様だ。
提供:デイリースポーツ