3月21日と22日の両日にわたって
オーストラリアのゴールドコーストで開催される「マジック
ミリオン・
マーチ・
イヤリングセール」に、
オーストラリアで種牡馬入りした
ネオリアリズム(
父ネオユニヴァース)の初年度産駒となる1歳馬6頭が上場されることになった。
ノーザン
ファームが生産し、キャロット
ファームが所有した
ネオリアリズムは、美浦の
堀宣行厩舎から3歳2月にデビュー。ゆっくりとした成長曲線を描き、5歳8月に
モーリスを2着に退けてGII
札幌記念(芝2000m)を制し重賞初制覇。6歳2月にGII
中山記念(芝1800m)を制し2度目の重賞制覇を果すと、香港に遠征してG1クイーンエリザベス2世C(芝2000m)を制し、海外でG1初制覇を果した。
その年の12月にはG1
香港カップ(芝2000m)でも3着に好走した
ネオリアリズムは、7歳一杯で現役を退くと、
オーストラリア・クイーンランド州の
オークランズ・スタッドで種牡馬入りした。
上場される6頭の
ネオリアリズム産駒は、全てが牝馬。上場番号51番の
母エモーショナルの牝馬は、叔母にフレ
ミントンのG2
エドワードマニフォルドS(芝1600m)など2つの重賞を制したサーモ
スフィアがいる牝系の出身。上場番号341番の母トゥラタッチの牝馬は、祖母ヘザーがランドウィックのG2エマンシペーションS(芝1600m)の勝ち馬だ。
1歳馬マーケットが
ネオリアリズムの初年度産駒たちにどんな評価を下すかが、注目されている。
(文:合田直弘)