3月10日(木)に
名古屋競馬場、ダート1900mで行われる
名古屋大賞典。昨年、このレースを制した
クリンチャー(栗東・
宮本博厩舎)が、今年も同レースへの出走を予定しており、今朝23日はレースに向けた追い切りを行っている。
先週は単走だったが、今週は珍しく併せ馬。3歳未勝利の
ニシノデフィレが相手だったが、CWへ入場した直後から1馬身後ろでぴったりと追走していく形。道中は速いラップになったが、置かれるようなことはなかった。
最後の直線に向いても、まだ余力があるようには見えたが、実際のラップは12.4秒から12.9秒と減速。終いだけを見てしまうと、伸びていないという印象だが、追い切り全体を見れば、ビッチリと併せて、6F79.5秒の負荷。中身の濃い追い切りだったのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)