今月末で定年引退する藤沢和師の背中を追ってきた国枝師が、間近で見てきた“藤沢イズム”を語った。
藤沢和師の引退を名残惜しく感じているのが、ともに美浦トレセンを引っ張ってきた
国枝栄調教師(66)だ。JRA通算勝利数の現役1位が藤沢和師(1568勝)で同2位が国枝師(986勝)。4歳年上の第一人者の引退に「成績が示す通り、実績は抜きんでているよね。それは調教師としての能力と熱意がずば抜けているんだよ」と敬意を表した。
自身も
アーモンドアイで海外G1を制しているが、それは何十年も前から北米や欧州などに挑戦してきた先駆者がいたからこそ。「藤沢先生はイギリスで働いた経験もあるからね。あまり海外競馬に対して違和感は感じなかったんじゃないかな。(日本競馬に)いい道をつくってくれたと思っています」と感謝も忘れていなかった。
提供:デイリースポーツ