27日に中山競馬場で行われる
中山記念(4歳上・GII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ハーツクライ、
ステイゴールド、
ローエングリンが続き、2回が
キングカメハメハ、
オルフェーヴル、
ロードカナロア、
ホワイトマズルとなっている。
ハーツクライ産駒は[3-0-0-4]。昨年は
ヒシイグアスが1人気に応えて勝利するほか、6人気
ゴーフォザサミットも4着と健闘。データ集計期間内では
ステイゴールドと並ぶ最多タイの3勝を挙げており、14年
ジャスタウェイ、15年
ヌーヴォレコルトが勝ち馬として名を連ねている。今年は
ゴーフォザサミットが出走予定。
初出走となる
ジャスタウェイ産駒には上位人気を担う
ダノンザキッドが該当する。上記のとおり、
ジャスタウェイは14年
中山記念の勝ち馬でもあるので、父子制覇のかかった一戦としても注目だろう。なお、種牡馬としては中山芝1800mで[3-0-4-30]、勝率8.1%・複勝率18.9%、勝ち負けのハッキリした戦歴は
中山記念の
ハーツクライ産駒とも似ている。
ロードカナロア産駒は[0-1-1-1]。昨年は
ケイデンスコールが勝ち馬からクビ差2着と惜しい敗戦を喫していたが、19年3着
ステルヴィオも勝ち馬とはクビ+アタマ差だった。また、その2頭においては芝1600mからの距離延長となる臨戦過程も共通している。今年は
アドマイヤハダル、
パンサラッサ、
レッドサイオンの3頭が出走予定。
ディープインパクト産駒は[1-1-3-13]。好走馬の内訳は、20年1着
ダノンキングリー、16年2着
アンビシャス、16年3着
リアルスティール、15年3着
ステファノス、12年3着
リアルインパクト。なお、その5頭には4歳牡馬という共通点があり、4着以下に敗れた馬は牝馬または5歳以上だった。今年は
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