競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
関東の
中央競馬は今週から舞台を中山へ。最終日には
皐月賞が予定されていますし、いよいよPOGシーズンも終盤戦に突入してきます。ちなみにトレセンでは早くも来シーズンのPOG取材が開始。いち早く取材を終えたのは手塚厩舎でしたが「今年の3歳はクラシックに出走できる馬が(現時点で)いないけど、今年の2歳はいいと思いますよ」と自信をのぞかせていました。チラッとお伝えしますと、どうも
エピファネイア産駒が良さげな感じ…。まだ時期が早いだけにおぼろげな情報となってしまいますが、今後も少しずつお伝えしていければ。
ちなみに「今年
フィエールマン産駒が産まれるけど、その世代になったら
フィエールマン産駒をたくさん預かりたいね。スピードがあった馬だし楽しみだよ」と先生は既に再来年まで見据えていました(笑)。個人的にも
フィエールマンはディープ後継の中でも特に注目している一頭でして、どういう馬が出てくるか今から楽しみにしています。
20日の東京で行われた3歳1勝クラス(芝1600m)は
ラスール(牝、藤沢和)が勝利。
シンザン記念では人気を裏切る形となっていましたが、ここできっちり巻き返しましたね。藤沢和師は28日で定年を迎えるということで、宮田厩舎に転厩することがクラブのホームページで発表されています。開業してまだ時間が経っていませんが、素質馬が多く所属している厩舎ですし、今後の活躍にも期待したいです。
セントポーリア賞で強い勝ち方を見せていた
ドゥラドーレス(牡、宮田)は
毎日杯(3月26日・阪神、芝1800m)に向かうことが発表されました。近年は
皐月賞に向かわず、
毎日杯からダービーというローテーションが主流となっていますね。鞍上も引き続き戸崎圭ということです。しかし本当に宮田厩舎からはどんどん素質馬が出てきますね。その
セントポーリア賞で2着だった
ウィズグレイス(牝、国枝)は
アネモネS(3月13日・中山、芝1600m)へ向かうとのこと。
ヒヤシンスSを勝った
コンバスチョン(牡、伊藤圭)はUAEダービー(3月26日・メイダン、ダート1900m)を目標に。
昨年秋に東京の新馬戦で強い勝ち方をしてから休養に入っていた
サリエラ(牝、国枝)が23日に美浦へ帰厩。フラワーC(3月21日・中山、芝1800m)を目標に調整を進めるとのこと。
ダイバリオン(牡、池上和)は1勝クラス(3月6日・中山、芝1600m)へ向かう。鞍上は引き続き北村宏。(馬三郎美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ