「サウジCデー諸競走」(26日、キングアブドゥルアジーズ)
“日本のエース”が海外の舞台で大暴れだ。開幕戦の
オーソリティなど計5頭に騎乗したC・
ルメール騎手(42)=栗東・フリー=が4勝、3着1回と圧巻の手綱さばき。中東の地で強烈な輝きを放った。
22年ここまでJRA重賞未勝利のうっぷんを晴らすかのごとく、ルメールが遠く中東の地で無双と化した。日本勢の先陣を切ったのはオープニングレースのネオムターフC(芝2100メートル)に出走した昨年の
ジャパンC2着馬
オーソリティ。キャリア初となる逃げの手に出ると、最後までラ
イバルを寄せつけず圧倒した。
この勝利で一気に勢いが加速。続く2R1351ターフス
プリント(芝1351メートル)を
ソングラインで差し切りVを決めると、3Rレッド
シーターフHC(芝3000メートル)では、18年
京都新聞杯以来、およそ3年10カ月も勝利から遠ざかっていた
ステイフーリッシュまでも勝利へと導き、開幕3連勝で世界の競馬ファンを魅了した。
6Rサウジダービーの
コンシリエーレこそ、惜しくも3着に敗れたが、7Rリヤドダートス
プリントでは初コンビとなった
ダンシングプリンスを華麗にVへとエスコート。この日4つ目の重賞タイトルを手に入れ、4本指を立てながら「
アンビリーバボー(信じられない!)」と喜びを爆発させた。
提供:デイリースポーツ