今週は月が変わり3月の競馬がスタート。
いよいよ春。GIシリーズや3歳クラシックの足音が近づいてきた感じもあります。
開催は2場で中山と阪神だけ。重賞は土曜日に中山で古馬による短距離戦・
オーシャンS(GIII・芝1200m)、阪神で
桜花賞トライアルの3歳牝馬戦・
チューリップ賞(GII・芝1600m)。そして日曜日に中山で、
皐月賞トライアルの
弥生賞ディープインパクト記念(GII・芝2000m)が行われます。
重賞での激走馬をコンピュータで予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したネット競馬オリジナルAIが、今週も狙いの1頭を探ります。今週は、上記の中から
弥生賞にスポットを当てていきましょう。
まずは出走予定メンバーのチェックから。
月曜日時点での出走登録は12頭。毎年10頭ちょっとの出走数になることも多いレースですが、今年も例年と同じくらいの頭数になりそうです。
上位人気となりそうなのは
ドウデュース(牡3・栗東・友道厩舎)。3連勝でGI
朝日杯FSを勝った世代トップクラスの1頭です。今回の芝2000mは初距離となりますが、本番に向けて適性の試される一戦となりそうです。
人気上位が予想される馬としては、前走
きさらぎ賞を勝利している
マテンロウレオ(牡3・栗東・昆厩舎)もいます。この馬は、ここまで3戦すべてが芝2000m。唯一敗れている中山コースでの逆襲を狙います。
さらに、前走で芝2000mの京都2歳Sを勝って連勝中の
ジャスティンロック(牡3・栗東・吉岡厩舎)。前走で
ジュニアCを勝って、同じく連勝中の
インダストリア(牡3・美浦・宮田厩舎)なども、それらの強敵となるでしょう。
他にも
京成杯2着の
ロジハービン(牡3・美浦・国枝厩舎)、
若駒S1着馬
リューベック(牡3・美浦・国枝厩舎)、
ホープフルS3着
ラーグルフ(牡3・美浦・宗像厩舎)など、粒揃いメンバーによる一戦となりました。
【今週のAI本命は妙味あり?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を本命視することもあります。
今回月曜日時点で、コンピュータが選出した本命筆頭候補は
ボーンディスウェイ(牡3・美浦・牧厩舎)。これまでの実績からは、下位人気になりそうな1頭です。
同馬は
父ハーツクライ、
母ウィンドハック(母
父プラティニ)という血統。これまで5戦2勝[2-1-1-1]という成績です。
デビューは、昨年夏の福島で行われた芝1800m新馬戦。鞍上は
木幡巧也騎手で、5番人気2着。その2週後にも同じ福島の同距離戦で3番人気3着と敗れています。
福島では勝ち切れませんでしたが、2カ月後の中山・芝2000mで3番人気1着。レースでは先行すると、最速上がりを使って快勝しました。
そして12月の
葉牡丹賞(1勝クラス・中山芝2000m)では、鞍上が
石橋脩騎手に替わって4番人気1着。この際は、逃げ切りで勝利を収めています。
続いて出走したのは、GI
ホープフルS(中山・芝2000m)。10番人気という低評価でしたが、2番手追走から直線は粘っての5着と健闘しました。
今回、前走の
ホープフルSで先着されている
ラーグルフはいますが、その差は僅か0.1秒。人気上位になりそうな
マテンロウレオには先着していましたし、人気以上の走りから妙味ある1頭といえるのではないでしょうか。
あとは、メンバーが確定してからのAI最終判断がどうなるか。週末のAI予想を、楽しみにお待ちください。
(netkeiba編集部)