「
弥生賞ディープ記念・G2」(6日、中山)
朝日杯FSの勝ち馬
ドウデュースが2日、栗東CWでの最終リハで万全の仕上がりをアピール。デビューから無傷の3連勝でG1をつかんだ素質馬が、
トライアルも勝って堂々とクラシックの王道を突き進む。
万全の状態で
トライアルに挑む。
ドウデュースは栗東CWで
サトノヘリオス(3歳オープン)との併せ馬。パートナーを見ながら軽快に駆け、4コーナーから進路を内に切り替えて並び掛けると直線はビッシリと馬体を並べて併入した。タイムは6F81秒8-37秒2-12秒0。1週前の2月23日に主戦・
武豊を背に栗東CWでの3頭併せで、6F79秒0-36秒5-11秒3の好時計をマーク。直前は馬なりだったが、それでも抜群の反応で、時計以上に順調な仕上がりぶりがうかがえた。
見届けた友道師は「併せ馬だけで無理はしていないけれど、迫力があるね。力強いですよね。完歩も大きいし」と動きを絶賛する。強い負荷をかけるメニューではないが、始動戦としては満足のいく状態を確認して納得の表情を浮かべた。2月初旬からこの一戦へ向けて時計を出し始めた。体重はそう変わっていないが、指揮官は「胴が伸びて、ひと回り大きくなった感じがする」と
スケールアップを強調する。
今回は初の2000メートル戦。中山も初コースになる。「中山の2000メートルは小回りで得意な条件ではないだろうが、(新馬戦では)小倉でも走っているし、難しい馬ではない。前進気勢もあって
ゴーサインにしっかり反応してくれるから」とトレーナーはさほど問題にしていない。春の牡馬クラシックへ向けて、
皐月賞と同コースの弥生賞は王道とも言える始動戦。ここできっちりと結果を出して、本番でも主役を務めるつもりだ。
提供:デイリースポーツ