「
弥生賞ディープ記念・G2」(6日、中山)
きさらぎ賞を制した
マテンロウレオは栗東坂路で2日、さらに上昇した姿を披露。重賞連勝へ充実ぶりを強調した。
何かを足す必要はない。望んだのはあくまで自然体。
マテンロウレオは、そんなトレーナーの意思を体現する形で栗東坂路を駆け上がってきた。
スカイフォール(3歳1勝クラス)と併せ馬を行い、最後に軽く促すと想定していた通りに併入でフィニッシュした。
刻んだラップは4F55秒7-39秒7-12秒3。昆師は「坂路はあまり走らないタイプですが、1週前に自己ベスト(4F51秒6)が出ました。状態は上がっていますし、
パワーアップもしているのでしょう。先週で確認できているので、今週はあまり出さないようにしました」と納得の表情で話した。
1週前の段階で状態を見極め、導き出したメニューをしっかりとなぞってスタンバイ。あくまで
トライアルではあるが、「恥ずかしい競馬はしないでしょう」と指揮官は大きな信頼を寄せる。そして「
皐月賞につながる競馬ができれば」と続けた。
きさらぎ賞を制した厩舎期待の
ハーツクライ産駒が、『成長』をキーワードに王道を行く。
提供:デイリースポーツ