「
金鯱賞・G2」(13日、中京)
復活へ向けて、
レイパパレが着実に爪を研いでいる。1週前追い切りは2日、栗東坂路で強め単走。朝一番の混雑が去ったあたりに駆けだし、4F54秒5-39秒8-12秒4のタイムで元気いっぱいに駆け上がった。
「端的に言って、すごく良かったですよ。芯が入った感じ。そして真っすぐ走った。操作性もある」。理想通り、いやそれ以上の動きに、高野師は納得の表情を浮かべた。
21年の春、デビューから無傷6連勝で
大阪杯を制覇。誰もが歴史的名牝への道を突き進むものだと思ったが、その後4戦が3、4、6、6着と低迷した。「調教では状態はすごくいいです。でも、競馬では課題がまだ多いんじゃないでしょうか」と指揮官。能力は間違いなく一級品。あとはレースで発揮できるかどうかだけ。頂点再奪取の時を信じ、慎重なさじ加減で調整を進めていく。
提供:デイリースポーツ