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【弥生賞】インダストリア 勝ってクラシックへ 海外重賞制覇で勢いづく宮田厩舎の素質馬

デイリースポーツ
  • 2022年03月04日(金) 06時00分
 「弥生賞ディープ記念・G2」(6日、中山)

 開業3年目を迎えた宮田敬介調教師(41)=美浦=が、皐月賞トライアルに連勝中の素質馬インダストリアを送り出す。2月26日には管理馬ダンシングプリンス(牡6歳)が、サウジアラビアのリヤドダートスプリント(G3)を圧勝して、海外重賞Vの快挙を達成したばかり。勢いに乗って6日はクラシックへ弾みをつける勝利をゲットする。

 本格的なクラシック戦線がスタートする前に、海外から朗報が飛び込んできた。サウジに遠征したダンシングプリンスが、初コンビを組んだルメールの鮮やかなエスコートで後続を全く寄せ付けず逃走V。21年12月のJRA重賞初V(カペラS)に続き、厩舎に大きな勲章をもたらした。

 現地には行かず日本で見守った宮田師は、「開業して丸2年もたっていない中で、海外重賞を勝てたことは素晴らしいし、すごいことをやってくれたと思う。でも、次の週末のレースに出走する馬のことで、どうしようかという悩みの方が多くて、浮かれている時間はありませんでした」と振り返る。とはいえ、技術調教師時代にアーモンドアイの海外遠征に帯同した経験があるだけに、自身の管理馬による海外重賞制覇は喜びもひとしおだったに違いない。

 今週は国内に楽しみな馬がスタンバイ。未勝利-ジュニアCと2連勝中のインダストリアは、デビューから3戦全てで上がり最速をマークしているように、ラストの切れ味が最大の武器だ。「前走は非常に強い勝ち方をしてくれました。今回は初めての2000メートルになりますが、しっかり走ってくれると思う」と手応え十分だ。他にも毎日杯を予定するドゥラドーレス桜花賞を目指すフォラブリューテと期待馬がそろう現3歳世代。上昇ムードが漂う宮田厩舎が、春のクラシックを盛り上げてくれそうだ。

提供:デイリースポーツ

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