競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週末はサウジアラビアで
サウジカップデーが行われ、4レースで日本馬が勝利し、サウジダービーでは
セキフウが2着。日本馬が大活躍を見せた一日となりました。優勝賞金はどのレースでも1億を超えており、今後はサウジデーに日本馬が大挙出走するのが当たり前になりそうですね。ちょうど日本のG1が少ない時期でもありますし、ドバイへの転戦も多くなりそう。検疫期間の問題もありますが、サウジ→ドバイ→香港なんて海外転戦も一応可能。選択肢が広がるのはいろんな馬にチャンスが増えることにもなりますからね。今後も日本勢の活躍に期待したいところです。
さて今年の2歳世代最初のゲート試験合格となった関東馬は
レディーラッキー(牝、小野、父
シルバーステート、母アイキャン)。今年一気に種付け料が上がった
シルバーステートの産駒ですね。徐々に2歳の足音が大きくなっていますが、今週は
皐月賞の最重要
トライアル・
弥生賞ディープインパクト記念が行われます。ここはかなり豪華なメンバーがそろいましたし、
皐月賞、さらには
日本ダービーに向けて注目のレース。主役級から伏兵まで粒そろいの中でどんなレースを見せてくれるか本当に楽しみです。
先週はデイジー賞で
ルージュエヴァイユ(牝、黒岩)がいい勝ち方を見せてくれましたね。初戦もそうでしたが、坂を登り切ってからの伸び脚が強烈。
ジャスタウェイ産駒はあまり瞬発力に長じたタイプが少ないのですが、大物候補の誕生ですね。次走はフ
ローラS(4月24日・東京、芝2000m)へ。距離は長くなっても対応できそうですし、近親には
凱旋門賞馬
デインドリームの名もある良血馬。
オークスに向けてどんな走りをするか注目です。
2月27日の中山芝1600m、1勝クラスを勝った
レッドモンレーヴ(牡)は藤沢和厩舎として最後の勝ち馬になりました。1日付けで蛯名正厩舎に転厩。活躍の場を広げます。次走は未定ですが、このままマイル路線に向かうのでしょうか。
2月26日に帰厩した
コマンドライン(牡、国枝)はス
プリングSも視野に入っていましたが、
毎日杯(26日・阪神、芝1800m)へ向かうことが発表されました。1番人気に推された
ホープフルSでは12着に敗れてしまいましたが、巻き返しに期待したいところですね。(馬三郎美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ