「
フィリーズレビュー・G2」(13日、阪神)
本番に弾みをつけたい。前走の
阪神JFで5着に敗れた
ナムラクレアが、まずは
トライアルで反撃をもくろむ。
前走後に放牧を挟んだが、その効果はてきめんだったようだ。長谷川師は「ガス抜きができた。一度使ってナーバスになっていた前走が454キロ。そこから20キロ増えているけど、背が伸びて重厚感も出た。1週前にコースで併せ馬をしっかりとやれたし、当週で整う」と成長ぶりを強調する。
小倉2歳Sを含む勝ち鞍2勝はいずれも1200メートルで挙げたもの。その後は1Fずつ距離を延ばしてきた。マイルのG15着にも「折り合いを懸念していたけど、
リラックスして走れていた。最後もよく差してきている」と納得の様子だ。
今回はファンタジーS2着と同じ1400メートル戦。「掛かっても勝ち馬に食い下がったのは評価できる。ただ、阪神の千四は内枠だとさばきづらい。
トライアルでは難しさもあるけど、好勝負してほしい」とトレーナーは期待の弁だ。視線の先に桜舞う仁川を見据え、重賞ウイナーが実力を発揮する。
提供:デイリースポーツ