「
フィリーズレビュー・G2」(13日、阪神)
桜花賞(4月10日・阪神)の出走切符をかけた西の
トライアル最終戦。適鞍の前走を鮮やかに制した
アネゴハダが、同じ舞台、距離で初タイトル奪取を狙う。コンスタントに使われているが、状態面にも不安はない。磨きをかけてきた切れ味を武器に、再び大舞台へ-。
豊富なキャリアが武器となる。今回で7戦目を迎える
アネゴハダが、
桜花賞の出走切符をつかみ取る。
新馬勝ちはダートだったが、2戦目の
小倉2歳Sで3着と高い芝適性を示した。ファンタジーSと
阪神JFこそひと息に終わったが、前走は力が違うと言わんばかりの勝ちっぷり。佐々木師は「直線で前が壁。内に押し込まれて行くところがなくなった。牝馬だし、普通ならヒルむけど、そこから伸びたからね。(坂井)瑠星も“着差以上に強い”と。自己条件でしっかりと勝ちたいという牡馬相手だから。強かった」と笑顔で振り返る。
父はトレーナーが手掛けた
キズナ。「切れるのが
キズナらしいところ。この馬も瞬発力と根性があって、センスがいい」。ダービー馬から受け継いだ能力を誇らしげにした。
攻め駆けするタイプではなく、6日の栗東坂路4F57秒5-13秒9には思わず苦笑いする。「落ち着き過ぎていて時計も出ないけど、水曜の追い切りは(酒井)学くんにビシッとやってもらう。一番良かった
小倉2歳Sの状態に9割近くまで戻っているから」と状態面に胸を張る。西の
桜花賞トライアル最終戦。大舞台をにらみ、初のタイトル奪取で弾みをつけたい。
提供:デイリースポーツ