3月20日(日)に中山競馬場、芝1800mで行われる
皐月賞トライアル、
スプリングS。ここに出走を予定しているのが、デビューから2連勝で前走GI出走の
ドーブネ(栗東・
武幸四郎厩舎)。そのGI、
朝日杯FSでは7着に敗れているが、3歳になっての初戦。注目される存在だろう。
今朝9日は
武豊騎手が跨って、CWで単走。正面から入場して、6F標識を過ぎてから15秒を切るラップを刻んでいったが、大きくラップが乱れるようなことはない。手応えよく直線に向くと、しっかりとスピードに乗った走りで、ゴールまで余力十分といった形でのフィニッシュだった。
時計は6F79.8〜5F65.6〜4F51.4〜3F37.0〜2F23.5〜1F11.8秒。CWでの自動計測がスタートして、初めて直線の2Fが11秒台を連続。それだけ道中で脚をためることができたという走りだと思うし、調教前の運動でも同厩舎の隊列の中でダグを踏むなど、2歳時とは少しパターンも変わってきた。レースでどんなパフォーマンスを見せてくれるか、非常に楽しみ。
(取材・文:井内利彰)