今週から藤田菜七子騎手(24)=美浦・根本=が栗東滞在を開始し、JRAの現役女性騎手4人が一堂に会した。菜七子は「女性ジョッキーも年々増えて、珍しいものではなくなってきています。私がデビューした頃はこういうふうになるとは想像もできなかったですし、すごくいいことだと思います。3人に負けないよう頑張りたいです」と、後輩を前に気を引き締めた。
先週、デビューしたばかりの
今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島=は「この4人の中に私がいられて光栄です」と笑顔。「まだ時間が合わず話はできていませんが、いろいろ聞いてみたいです」と積極的にアド
バイスを求めていくつもりだ。
菜七子のデビュー以降、女性騎手に斤量2キロの減量特典が設けられるなど、徐々に制度が整備されてきた。聖奈は「(菜七子さんは)女性騎手の先駆けとして苦労されていますから」と先駆者の存在に感謝。菜七子も「私も先輩の女性ジョッキーがいたからこそ、いい環境でやらせてもらっていると感じます。私も感謝しなければいけないですね」と偉大な先輩に敬意を表していた。
提供:デイリースポーツ