上位3着までに
桜花賞の優先出走権が与えられるレースで、
チューリップ賞とともに
桜花賞への重要な
ステップレースに位置付けられているレースだが、
チューリップ賞が同じ距離、同じコースで行われるのに対して、このレースは内回り1400mコースが使用される。過去10年でいえば17年の
レーヌミノルがこのレース2着から本番
桜花賞を制しているほか、12年優勝馬
アイムユアーズと、16年の2着馬
アットザシーサイドが3着になっている。
◎
ウィリンは
紅梅S3着馬。このときは昨年夏の福島競馬以来6か月の休養明けだったが、デビュー戦同様にスピードに乗った走りを見せ、最後はインコースの苦しいところをしっかりと伸びた。愛
オークス馬ダンスデザインにさかのぼる母系で、
母レッドカーラも1勝馬の時に
チューリップ賞、そして
フローラSへと挑戦した期待馬だった。本馬もここでしっかりと権利を取っておきたいところだ。
〇
ナムラクレアは小倉2歳S優勝馬。その後も
ファンタジーS2着馬のち
阪神ジュベナイルフィリーズ5着だから世代を代表する1頭だ。阪神1400mコースを重賞で経験しているのは強み。前走の
阪神ジュベナイルフィリーズは距離を意識したかのように後方からの競馬となったが、先行することもできる馬。距離短縮を味方に上位進出を狙っている。
▲
テイエムスパーダは
フェニックス賞2着馬。この時、ゲート入りに時間がかかりその後のローテーションに支障をきたすこととなったが、休み明けのあざみ賞は他馬に1度は先頭を譲るような形で折り合いをつけ、最後は外を回りながらあっさりと突き抜けた。あの内容ならば距離延長は問題なさそうだ。
小倉2歳S2着の良血△
スリーパーダ、芝1400m戦2戦2勝△
キミワクイーン、ダート2勝も、芝1600mのデビュー戦で
コマンドラインの2着△
コンクパールと、デビュー戦で
ナムラクレアを抑えて1番人気の支持を得ていた△
サブライムアンセムのレース内容も見届けておきたい。