「
阪神大賞典・G2」(20日、阪神)
主役は連覇に向けて始動する昨年の覇者
ディープボンド。前走の
有馬記念は、最下位に敗れた
凱旋門賞以来のレースだったが、最後まで勝ち馬
エフフォーリアに食らいつき、3/4馬身差の2着。仏G2を制した実力をまざまざと見せつけた。海外遠征でひと回り大きく成長した
キズナ産駒が、V発進で春盾獲りへ弾みをつける。
ステイヤーズSで2着に逃げ粘った
アイアンバローズ。ゴール寸前で勝ち馬の決め手に屈したが、長距離への高い適性を示し、収穫のある一戦だった。切れる脚はないが、スタミナは豊富。今度は後続を完封するシーンも十分あり得る。
距離を延ばして頭角を現した
マカオンドール。前走の
万葉Sは直線で内の狭いスペースをこじ開けて一気に加速。鋭く差し切って2勝クラスに続く連勝を飾った。1週前追い切りは栗東CWの併せ馬で2馬身先着と、間隔はあいたが仕上がりは良好。3連勝でのタイトル奪取を虎視たんたんと狙っている。
ダイヤモンドSで3着と復調ムードの
トーセンカンビーナ。一昨年の2着馬で、
天皇賞・春でも5着に健闘したステイヤーだけに軽視は禁物だ。また一昨年V、昨年2着の
ユーキャンスマイルも、得意の舞台だけにガラリ一変があっても驚けない。
ステイヤーズSと
万葉Sで連続3着の
シルヴァーソニックも長距離適性は高い。
提供:デイリースポーツ