「ス
プリングS・G2」(20日、中山)
忘れもしない、21年の
クリスマスイヴ-。
有馬記念前日の予想印を入力し終えると、数分後にデスクから電話がかかってきた。「中山12Rの印、打ち間違えていません?」。
私の本命は2番人気
イズンシーラブリー。打ち間違いって、それはさすがに失礼でしょう?「そのままで結構です」と突き返すと、出来上がった紙面を見て絶句。ズラリと◎が並んだ
ソウルラッシュに、私だけぽっかり無印…。結果はキレキレの末脚でソウルが快勝(強い!この馬は出世しますな)。自分を見つめ直す、いいきっかけを与えてもらいました。
さて本題へ。マイルで覚醒した
ソウルラッシュは、春興S(27日・中山)で破竹の3連勝を目指すそうだが、その半弟
ディオもデビューから右肩上がりに調子を上げてきた。前走で見せた上がり3F32秒9の末脚は強烈。兄に引けを取らない、切れ味の持ち主だ。
ルーラーシップ産駒の兄との違いは、父が
リオンディーズに変わり、
サンデーサイレンス4×3のクロスが入ったこと。これにより、母系に宿るストームキャットの血が騒いだ。「あの勝ちっぷりなら、
トライアルに挑戦してもいいかなと思いました」と辻野師。今回も色気十分のチャレンジだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ