21日(月)に中山競馬場で行われる第36回
フラワーカップ(GIII)に登録している
シンティレーション(牝3、美浦・
池上昌和厩舎)について、
池上昌和調教師のコメントは以下の通り。
(前走を振り返って)
「2歳の頃は先行する形が多かったのですが、相手の出方とか馬のリズムを重視した結果、いつもよりは後ろの位置取りでしたけれど、そういう位置でもしっかりと折り合いもついていましたし、また違った形で競馬ができたというのも良かったかなと思います」
(プラス12キロで臨んだレースでしたが)
「2歳の時がまだ馬の成長を残す状況の馬体でしたので、休みを挟んで、しっかりと数字に出る形で成長できたのは良かったと考えています」
(中山コースは初めてでしたが)
「コーナーを4つ回る形の競馬というのは北海道で経験していましたし、坂に対する対応だけかなと思っていましたが、器用なタイプなので、コーナーがあることに対しては特に問題視していませんでした」
(再び中山で走るのはアドバンテージがありそうですが)
「前回の競馬を見る限りでは、中山の坂もしっかりこなしてくれましたし、彼女にとって中山が少なくとも不利になる事はないのかなと思っています」
(追い切りは木曜日の予定ですね)
「前走の1週前もそうでしたが、やればいくらでも動いてしまうエンジンのある馬なので、中間に関してはオーバーワークを逆に気をつけていました。明日(17日)もジョッキーが騎乗して追い切る形ですが、感触を確かめてもらうぐらいかなと考えています。ジョッキーが騎乗するので、時計的には速くなるかもしれませんが、あくまで感触を確かめてもらって、馬のリズム重視という形で、その結果として競馬に向けての良い負荷がかかれば良いかなと思います」
(ここまで4戦して、この馬に対する評価は?)
「2歳のデビューの頃は、まだまだ芯がしっかりしていなくて、良くなるのは今年の後半かなと考えていましたが、いざ蓋を開けてみると、新馬戦2着ではありましたが時計も凄く速かったですし、積んでいるエンジンがちょっと違うなというデビュー当時の印象がありましたので、今は少しずつですが、体が追いついてきたのかなと思っています」
(当然、目標は
桜花賞になりますか?)
「今回の競馬の内容と、結果、それから馬のレース後の様子を含めてトータル的には判断していきたいと思いますが、まずはここでしっかりと結果が出せれば良いなと思います」
(取材:木和田篤)
ラジオNIKKEI