20日(日)に阪神競馬場で行われる第70回
阪神大賞典(GII)に登録している
ディープボンド(牡5、栗東・
大久保龍志厩舎)について、追い切り後の
大久保龍志調教師のコメントは以下の通り。
・去年は、
阪神大賞典を勝って、春の天皇賞も行って、秋はヨーロッパの遠征にも行きました。去年のこのレースから馬がどんどん良化して、秋は期待を持って連れて行きましたが、極端に重い馬場の中、対応できませんでしたね。その後、
有馬記念の時には馬が良く回復してくれまして、成長力を感じました。
・去年の秋は、しっかりと馬を仕上げて、輸送もあって、
有馬記念でもハードなレースをしました。ですから、どれだけの休養が必要か考えて大山ヒルズに放牧に出しましたが、すぐに回復しましたので、ここを始動戦に選びました。
・ここに来て、人間に対して従順になり、肉体的にもつくべきところに筋肉がついて緩い感じが無くなってきました。背腰の弱かったところも無くなっています。現時点で申し分の無いサラブレッドになっています。
・(今日の最終追い切りは)1週前に長いところからしっかりと負荷をかけて、それを受けて今週はラストに重点を置き反応を確かめる程度の軽い内容でした。今日の動きは、時計的にも先週より切れていたので、とても良かったです。現時点でつけ足すところはありません。
・去年はあと少しというところで(GIに)手が届かなかったので、今年は何とかという気持ちがあります。その前哨戦の
阪神大賞典はいい競馬をして本番に向かいたいです。
(取材:檜川彰人)
ラジオNIKKEI