「
阪神大賞典・G2」(20日、阪神)
朝一番の栗東CW。
マカオンドールが16日、たたき出したとてつもない数字に、調教スタンドがどよめいた。単走で追われて6F77秒6-37秒2-12秒1。テンから飛ばした分、さすがにラストは脚が上がり気味だったが、力試しの一戦を前にしっかりと負荷をかけた。
この猛時計に、騎乗した吉田隼は「テンが速くてオーバーペース気味に。それでも、息遣いが重たいと感じたので結構やれて逆に良かった」とうなずく。レースでコンビを組むのは4戦ぶり。好感触を得て「やはりいい馬ですね」と素材の良さを再認識したようだ。
格上挑戦した前走の
万葉Sを快勝。今野師が「もともと長距離に適性があると思っていた」と話すように、距離を延ばしつつ素質が開花してきた。ただ、前走でも道中行きたがる面があっただけに、「相手うんぬんより、まずは自分との戦い」と指揮官は気を引き締めるが、今の充実ぶりならば破竹の3連勝&重賞初制覇も夢ではないだろう。
提供:デイリースポーツ