「ス
プリングS・G2」(20日、中山)
京成杯4着からの巻き返しを期す
アライバルが16日、美浦Wで躍動。迫力満点のフットワークで追走併入を果たし、戦闘態勢を整えた。
1番人気で4着に敗れた
京成杯の汚名返上に燃える
アライバル。反撃の舞台へ向けた最終調整は、美浦Wでの併せ馬。500キロ近い馬体を弾ませながら、迫力満点の動きを披露した。
道中は
ファルコンS出走の
ニシノレバンテ(3歳オープン)を3馬身ほど追走。4コーナーで内に潜り込むと、引っ張り切りの手応えで併入フィニッシュに持ち込んだ。タイムは6F86秒4-38秒7-12秒0。見届けた栗田師は「前回(
京成杯)とは全然違う。状態はこの前よりいいです」と、反撃態勢が整ったことを強調した。
新潟2歳S(2着)以来、4カ月半ぶりの休養明けだった前走は、16キロ増と大幅に馬体が増えていた。「太いというより、しっかりしてきたなと思っていたけど、(結果的に)太かったね」とトレーナー。そのあたりを考慮して、この中間は2月下旬の帰厩から坂路とWを併用して乗り込み、シェイプアップに努めてきた。また、「一度使って落ち着きが出てきた」と精神面でも確かな手応えをつかんでいる。
2000メートルの前走で敗れたとはいえ、まだ距離適性は未知数。器用さがなく、エンジンの掛かりも遅いタイプだけに、指揮官も「距離は短いよりも、あるほうがいいと思います」と適性をイメージする。クラシック路線か、マイル路線か-。次に踏み出す一歩を定めるためにも、ここは大きな意味を持つ戦いになりそうだ。
提供:デイリースポーツ