障害専門ジョッキーとしてJRA免許を取得した
小牧加矢太騎手(25)=栗東・音無=が、いよいよデビューの時を迎える。
初陣のパートナーは19日阪神4Rの
ブルベアペスカ。「最初の馬が見つからないで、どうしようかと思っている時に声を掛けてもらって。感謝ですね。当日は緊張するだろうけど受け入れて、自分のできることをしたい」と力を込めた。
競馬学校卒業生でもなく、他の競馬機関にも属したことのない、前例のないJRAジョッキー。20年全日本障害飛越選手権を減点ゼロで優勝するなど数々の輝かしい経歴を持ち、「注目されるのはいいことだと思っています。障害騎手に魅力を感じ、この先にそういう人が増えてくれたらいいなと思う。責任重大ですね」と自らを鼓舞した。
父はJRA通算908勝を挙げる
小牧太だ。「見守ってくれる人。オヤジの方が緊張しているんじゃないですか」。そう笑い、「
オジュウチョウサンのような馬に乗れるジョッキーになりたい。ただ、誰のまねでもなく、個性を生かしたい。強気に乗りたいですね」と目を輝かせる。待望のデビュー戦を迎える異色の騎手に注目だ。
提供:デイリースポーツ