「フラワーC・G3」(21日、中山)
2番人気
スタニングローズが好位の3、4番手から運び、先に抜け出した
ニシノラブウインクをゴール前で半馬身差かわしてV。これまで重賞で牡馬相手に善戦してきた根性娘が、キャリア初となる牝馬同士の一戦で初タイトル奪取に成功した。
勝利に導いた川田は「あまりいいスタートではなかったが、すぐにリカバリーできたし、いい形で直線に向くことができました。無事に勝てて何よりです」と冷静に振り返る。19年8月に死んだ
父キングカメハメハのラスト世代で、初の重賞ウイナーとなった。松田国英厩舎(21年に定年解散)の助手時代、父に携わった高野師は「キンカメのいい遺伝子を受け継いでいると思っていたので、重賞を勝ててうれしいです」と喜びもひとしおだ。
次走に関してトレーナーは「馬の状態を確認した上で、オーナーと相談したいと思います」と話した。奥の深さを感じさせる素質馬が、次のステージでどんな走りを見せてくれるか注目だ。
提供:デイリースポーツ