天皇賞・春の前哨戦で、今年で70回を数える。過去には
テンジンショウグン、
レオリュウホウ、
ネコパンチの3頭が単勝万馬券で制しており、別定のGIIにしては荒れることが多いというのが一つの特徴と言えるだろう。
1.先行力が必要
過去10回で、4角5番手以内だった馬が9勝、3番手以内に絞っても6勝をあげている。12年には
ネコパンチが12番人気で逃げ切り勝ちを収め、一昨年は9番人気
スティッフェリオが早めに動いて4角2番手で3着など、前々で積極的な競馬をした人気薄が激走することも珍しくない。
2.前走の距離に注目
過去10回で、前走が2000m以下の距離だった馬は[0-0-2-27]で複勝率6.9%しかない。また、3000m以上だった馬も[1-1-1-23]で複勝率11.5%。前走の距離が2200〜2500mだった馬が3着以内の大半を占める。
3.乗り替わりは苦戦気味
過去10回で、前走からの継続騎乗だった馬が[8-4-5-39]で連対率21.4%、複勝率30.4%なのに対し、前走から乗り替わりとなった馬は[2-6-5-67]で連対率10.0%、複勝率16.3%。
ウインキートスは中山巧者で、大きな不利があった昨年の同レースと、強敵相手だった
有馬記念を除けば中山で堅実駆けしている。昨年GIに挑戦したことによる成長と、休養を経てのリフレッシュ効果を見込んで、復帰初戦から勝ち負けを期待したい。