「
高松宮記念・G1」(27日、中京)
悲願のG1初制覇を目指す
メイケイエールは8枠17番。枠順を確認した武英師は「内でもまれてガーッとなるよりはいい。前に行きそうな馬を見ながらレースもしやすい。それに土曜の雨で、馬場の内側は悪くなりそうなので」と前向きに捉えた。事実、近2年は重馬場で8枠の馬が連対している。さらに
メイケイエール自身も重の
小倉2歳S、稍重の
チューリップ賞を勝っており、馬場悪化を苦にしないタイプ。V条件がそろいつつある。
状態面も申し分ない。「恐る恐るの調整で、体調よりも折り合いの方に気を配っていた」とトレーナーが振り返る昨秋の
スプリンターズSでも4着。改めて能力の高さを再認識した。折り返し手綱やパシュファイヤーなどの馬具で折り合い難の修正を図り、試行錯誤を重ねてきた。そして、
シルクロードSで久々の勝ち星をゲット。結果を出したことで、自信を持って大舞台に送り出すことができる。
この中間、さらに気配は良化。25日朝も栗東Eを落ち着いてゆったりと周回した。「折り返し手綱は継続して使うと効果が出るもの。前走よりもさらに良くなるはず」と指揮官は目を細める。「体調はめっちゃいい。能力はこの相手でも一番高いと思っています。今までは不安しかなかったが、ワクワクしながらのG1は初めて」と期待を膨らませた。
提供:デイリースポーツ