このところ、栗東も三寒四温。寒い日と温かい日が交互にやってきます。ただ、寒い日の冷え方がなかなか厳しく、雨を伴うとなおさらで…。人は体調管理に苦慮しています。
馬は雨を苦にする馬としない馬といて、極端に特徴が出ますね。
ロータスランドもですが、
メイケイエールも道悪は苦にしない馬の1頭。武師も「あのコ自体は道悪でも走ってますし、血統的にも道悪をこなすので。ホントはパンパンの良馬場がいいのですが、他の馬が馬場を気にする分、いいんじゃないかな、と思っています」と話しています。
取材をしていて、
メイケイエールはホント真面目で一生懸命すぎて空回りしちゃう女の子だというのはわかったのですが、それ故に、人間側はレースに向けて彼女をコントロールしていく必要があります。
この中間は折り返し手綱などの馬具はいじっていないそうですが、
ホライゾンネットについては
「普段から使うとレース当日の効果が薄れるので調教ではつけない」(武師)ように徹しているそうです。なるほど。エールちゃんは単純そうなので、そのほうがよさそうですね。
「今回は速い馬がいない」ということ、内で揉まれずに済みそうな8枠17番に入ったこと、そして何より
メイケイエールの状態がすごくいいこと。と、
メイケイエールには有利に働きそうな条件が集まりましたね。
「レースではなかなかちょっとお行儀がよくなくて、他の馬に迷惑をかけてきたんですけど、それでもたくさんのファンの方が応援してくれています。今回はなんとか結果を出して、胸を張ってみんなの前に出せるように頑張りたいと思います」
(取材・文:花岡貴子)