「
大阪杯・G1」(4月3日、阪神)
昨年の
年度代表馬エフフォーリアがいよいよ今季初戦を迎える。昨年はダービーこそ鼻差の2着に敗れたものの、
皐月賞、
天皇賞・秋、
有馬記念を制覇。通算7戦6勝。芝2000メートルでは4戦4勝と負け知らずだけに、始動戦からVへの期待は高まる。関西初見参となるが、鹿戸師は「
年度代表馬の名に恥じない競馬が求められる。もちろん、勝ちにこだわっていくつもり」とV宣言。王者として、堂々と主役を務める。
連覇を目指す
レイパパレも上昇ムードだ。昨年は無傷の6連勝で当レースを制し、G1ウイナーとなった。その後は勝ち星から遠ざかっているが、前哨戦の
金鯱賞2着に復調の兆しがうかがえた。高野師も「久しぶりにいい内容で走れましたし、収穫は多かった」と手応えをつかむ。
その
レイパパレを
金鯱賞で破ったのが、目下5連勝中と快進撃を続ける
ジャックドールだ。勝ちタイムは1分57秒2。レコードVでの重賞初制覇はかなりインパクトがあった。藤岡師は「もともと4歳になればと思っていた。番手でも競馬はできるタイプ。相手は強いが、時計勝負になれば」と6連勝でのG1制覇を描く。
京都記念で重賞初制覇を果たした
アフリカンゴールドも、7歳とは思えないほど元気いっぱい。AJCCを制した
キングオブコージも中間の気配は前走以上だ。昨年の
エリザベス女王杯の覇者
アカイイト、
小倉大賞典を制した
アリーヴォ、堅実駆けの
ポタジェなど、伏兵陣も多彩な顔触れとなった。
提供:デイリースポーツ