4月3日(日)に阪神競馬場で行われる
大阪杯に出走を予定している
ヒシイグアス(牡6歳、美浦・
堀宣行厩舎)について
堀宣行調教師のコメントは以下の通り。
「前走の
香港カップではスタートを決めて好位置につけて先行馬を見ながらレースをするプランだったのですが、外枠で位置を取ることが難しく後方で待機して直線で外に出すというプランとは違うレース展開になりました。最後は伸びないと思っていた内から
ラヴズオンリーユーに負けてしまいましたが、能力を出して頑張ってくれて、結果として2着でしたが良かったと思っています。
香港カップの後は
バランスの崩れている体のケアが第一の目的として過ごし、思ったよりも早く回復したので春は香港のレースを目標にしました。香港には出走できない状況になり、急遽
大阪杯を目標にして3週前追い切りを牧場でして戻ってきて、少し忙しい調整になりました。そのこともあって先週の追い切りでは少しモタモタしていて反応も鈍かったのですが、体の
バランスは去年の秋よりは良くなっています。ただし
中山金杯と
中山記念を連勝した時と比べると一段落ちる印象です。しかし、気持ちの面でリフレッシュ効果が高く、非常に前向きさがあり全体の印象としてはいい印象です。
今朝はウッドチップコースでの単走でリズムよく行って、少し反応が悪くて手前をかえるタイミングが遅く、手前をかえた後は体をグッと沈めてスピードに乗ってしっかりハミを取っていました。息の方はまだ荒さがありますが、去年の
天皇賞(秋)や香港の時よりは状態としてはいいと思います。
阪神の2000メートルはこの馬の能力がしっかり出せる設定だと思います。今回の騎手は
池添謙一騎手です」
(取材:小林雅巳)
ラジオNIKKEI