「
大阪杯・G1」(4月3日、阪神)
エフフォーリアVS
ジャックドール。漂う2強ムードに前年覇者が待ったをかける。1年ぶりのVを狙う
レイパパレは30日、栗東坂路で最終リハ。27日に軽めの時計を出したこともあってしまい重視となったが、4F53秒4-39秒3-12秒2とスピード感あふれる動きを披露した。高野師は「やり過ぎないように。ラップも負荷もちょうどいい」と絶妙な仕上げに満足顔だ。
レコード決着だった前走の
金鯱賞は2着。
香港C帰りの疲れも残る中での力走に、指揮官は「いいリズムで走れていたし、直線を向いての反応も良かった。海外遠征を経験して、馬もどっしりしているのを感じる」と心身の収穫を強調する。中間は短期放牧を挟んでリフレッシュ。前走以上の状態にある。
21年は
コントレイルなどの強敵を相手に4馬身差の快勝。今回も好メンバーがそろうが、「受けて立ちましょうという気持ちです」と
プライドをにじませたトレーナー。手綱を取る川田も「強い馬がいる中で、この馬がどれだけ力を出せるかを考える」と泰然自若な言葉の中に意欲をのぞかせた。レース史上初の連覇を飾り、改めて力を証明する。
提供:デイリースポーツ