前走のドバイターフで8着だったシュネルマイスター(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)は、6月5日に東京競馬場で行われる安田記念(3歳上・GI・芝1600m)を視野に入れる。

　シュネルマイスターは父Kingman、母セリエンホルデ、母の父Soldier Hollowという血統のドイツ産馬。

　2020年9月に札幌競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2連勝で迎えた弥生賞を2着とすると、続くNHKマイルカップで鋭い末脚を繰り出し、2着ソングラインをハナ差下し勝利。ドイツ産・日本調教馬の中央GI勝利は史上初。欧州生産馬による中央GI勝利はアサクサデンエン以来16年ぶりだった。その後は安田記念3着、毎日王冠1着、マイルCS2着と、3歳時から古馬と比肩する活躍を見せている。通算戦績は8戦4勝。