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皐月賞・G1」(4月17日、中山)
クラシック本番を前に一段と進化した。
弥生賞ディープ記念を制した
アスクビクターモアは31日、美浦Wで単走。軽やかな脚取りを踏みながら、最後は軽く促されて6F82秒5-36秒9-11秒6で駆け抜けた。
中間に短期放牧を挟み、これが帰厩して最初のコース追い。「やり過ぎないように」と指示していた田村師だが、確かな成長を感じさせる走りに興奮を隠せない。「前走より確実に良くなっている。あの頃と同じ馬じゃない。たった3週間でこんなに上昇する馬はいないよ」。しかも、まだ馬体に幼さを残しており、さらに良化する余地があるというのだから恐れ入る。
前日3月30日は、指揮官にとって59回目の誕生日だった。「この(追い切りの)1分間で、普通じゃ見られないパフォーマンスを見られた。いいプレゼントをもらえたね。ほれぼれしちゃったよ」と最後までご機嫌だった。
提供:デイリースポーツ