スマートフォン版へ

【大阪杯】「3番人気馬」と「関東馬」は不調の一戦? 一方、絶好の狙いは「馬番は5-8番」に?

  • 2022年04月03日(日) 07時35分
 中京開催が終わり、今週は中山&阪神の2場開催となる。

 重賞もやや少な目で、土曜日にまず中山競馬場でGIIIダービー卿CT(中山芝1600m)。そして日曜日に阪神競馬場でGI大阪杯(阪神芝2000m)の2つ。

 今週の予想はもちろん、エフフォーリアを中心とした豪華メンバーが揃うGI大阪杯のほうにスポットを当てて馬券の傾向を探っていこう。

1.3番人気馬はなぜか過去10年凡走?

 大阪杯がGIに昇格したのは5年前の17年から。

 前身はGII産経大阪杯。阪神競馬場・開催時期・施行距離芝2000mという点は変わらないがやはりGIとGIIでは若干の違いはあるだろう。GI戦となってからの過去5年データを重視しながら、不足な点を過去10年のデータを使って補完していく。

 まずは1番人気馬の成績チェックから。

 過去5年では1番人気馬は2勝している。【2-0-2-1】でまずまずの成績。これが過去10年だと【3-2-3-2】。馬券圏内キープ率80パーセントならば、信用度としては高いといっていいだろう。

 次に、2番人気馬は過去10年【3-2-2-3】。これも1番人気と同じレベルで、まずまず良い成績だ。しかし3番人気馬がまったく走っていない。【0-0-0-10】で過去10年ただの1度も馬券圏内になっていない。11年の3番人気エイシンフラッシュが3着になってから馬券圏内なし。今年の3番人気はレイパパレになりそうだが、果たしてこのデータを跳ね返せるのか?

 ちなみに、1番人気馬と2番人気馬、両方ともに馬券圏内から外れるということは過去10年では起きていない。両方が同時に馬券圏内をキープというのは過去10年で5回発生。やはり1&2番人気馬、どちらかを馬券軸とするのが正攻法といえるだろう。

2.高配当なら馬連を狙え?

 次に配当の傾向をみていく。

 昨年の馬連は「4番人気&6番人気」で馬連万馬券と、やや荒れた大阪杯だったが、それ以前もさほど馬連は荒れていない。とはいえGIに昇格した後の5年は、馬連で10倍以下というガチガチ配当はない。「1&2番人気」+「4〜9番人気」という組み合わせで5年中4回を占めている。つまり馬連は、上位と中位の組み合わせを買うのが正解だった。

 一方、項目1で指摘したように、「1&2番人気馬」が同時に馬券圏内を外れるということがないために「3連複は堅い」傾向にある。過去10年でも3連複で万馬券になったのはたった1度だけ。配当30倍以内で10回中7回が占められている。

 ほかの重賞に比べても3連複の配当はおとなしい。ただ組み合わせの妙で、3連単となると割と高配当になる。10万円台以上は昨年の1回だけだがそれ以外もほぼ万馬券以上となっている。

3.22年間勝てない関東馬?

 とにかくこのレースは関西馬が圧倒しているレース。

 GIになっての過去5年で、関東馬で馬券圏内になっているのは、一昨年の3着ダノンキングリー(1番人気)ただ1頭だけ。過去10年で見ると、12年2着フェデラリスト(1番人気)がいるが、関東馬はなぜか勝てない。

 ちなみに勝った関東馬を探していくと、99年のサイレントハンター(1番人気)まで行きついてしまう。つまり22年間も関東馬はこのレースで勝てていないのである。

 さて、今年1番人気になりそうなのは関東馬エフフォーリア。強い関東馬が23年ぶりにこのレースを勝利するシーンが見られるのだろうか?

 ここは今年のレースのなかでも大きな注目要素のひとつとなるだろう。

4.「5・6・7・8番」がすべて外れることはない?

 大阪杯はGII時代も含めると、過去10年で6回も「3枠が連対」する、3枠の強いレースでもある。GI戦になってからも3年連続で3枠が連対。「これはGIになってからも3枠優勢は続くぞ」と思っていたところ、一昨年からはその現象もパッタリ止んでしまった。

 だがこれは「やや内目」が有利ということ。これを枠番ではなく馬番で見るとまた違う現象が見えてきた。

 なんと「馬番5・6・7」がやたらに強いのである。昨年を除いた過去10年で、この3つのうちどれかが、必ず連対になっていたのである!

 昨年はその3つともに連対しなかったので「パーフェクト連対」は崩れてしまったが、かわりに1着になっていたのは8番の馬だった。つまり過去10年では「5〜8番」の馬が「必ず1頭は連対」しているというわけだ。さて、今年はどの馬がこの範囲に入るのだろうか?

(netkeiba編集部)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す