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大阪杯・G1」(3日、阪神)
6歳にして充実期を迎えた
キングオブコージが、G1初挑戦で戴冠を狙う。1日朝は栗東の角馬場から坂路をゆったりと駆け上がり調整。自らまたがり感触を確かめた安田翔師は、「きのう楽した分、きょうは気持ちを乗せるような感じ。順調です」と納得の表情でうなずいた。
骨折による長期休養明け3戦目となった前走AJCCで1年8カ月ぶりの復活V。脚元に気を使いつつ、前進気勢の出てきた馬に、根気強く折り合い重視の調教を重ねた結果だ。前走は輸送が状態にも多少影響したが、「今回は500キロぐらいでいけると思います」とベスト体重で臨めそうだ。
気になる枠順は7枠13番。内枠が有利なコースとはいえ、脚質には自在性があるだけに「この馬に関しては気にする必要はないと思う」とキッパリ。「リズム重視で運んで、しまいを生かすコース形態は合う。
バランスがいい馬で乗っていても、ノメったりする感じもないし、雨も大丈夫」とどっしりと構えた。
万全の調整過程で迎える大一番。「当日の雰囲気だけ伝えますが、あとはジョッキーに組み立てて乗ってもらおうと思っています」と力を込めた指揮官。コンビ8戦5勝と相性抜群の鞍上に全幅の信頼を寄せた。
提供:デイリースポーツ