「
クラウンカップ・S3」(6日、川崎)
5番人気の
フレールフィーユが、逃げた2番人気の
リヴィフェイスをゴール前で半馬身差差し切って重賞初制覇。中団から先に動いた9番人気のフウトが3着に粘った。なお、1着馬は「第67回
羽田盃」(5月12日・大井)の優先出走権を獲得した。
出走馬11頭中、7頭が単勝10倍以下という混戦を、重賞未勝利の2勝馬
フレールフィーユが制覇。堂々と
羽田盃へ名乗りを上げた。
前半は各馬がお互いの出方をうかがう流れで、大外枠の
リヴィフェイスがハナを切って向正面へ。3角手前からフウト、
アイウォールがまくり気味に仕掛けたが、最後に笑ったのはスパートを遅らせた
フレールフィーユだった。
「スタートが良くて3番手に付けられたが、ペースが上がった向正面で我慢した。4コーナーを回っての手応えから、かわせると思った」と殊勲の鞍上・
和田譲治。クラシックへは「距離は問題ないので、本番を勝って一緒にダービーも」と期待を口にする。
管理する
野口寛仁師は2018年10月に開業。これが重賞初勝利となった。さすがに「最後は真っ白になった」と笑うが「次は余計に気を引き締めて、
羽田盃に向かいたい」と気炎をあげた。
提供:デイリースポーツ