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桜花賞・G1」(10日、阪神)
チューリップ賞を制した
ナミュールは6日、横山武を背に栗東坂路での単走で最終リハ。4F54秒9-38秒5-12秒0と時計は地味だが、動き自体は小柄な牝馬らしくキビキビとした走りだ。馬体は大きく変わらないが、好調はキープしている。
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横山武史騎手 -追い切りに騎乗。
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チューリップ賞の前に乗せていただいて、その時からすごくいい馬だなと思いました。今回は再確認でしたが、いい感触を得ることができました」
-前走との比較は。
「いい意味で変わっていなかったです」
-前走を振り返り。
「課題として挙げていたゲートですが、完全に克服できたとは言えないまでも何とか、うまく出てくれた。馬の力のおかげで勝てたというところはありますが、競馬としては良かったと思います」
-ゲートの不安は解消されたか。
「駐立で待っている時に、立ち方がきれいではない。動いてしまう。それは今後も課題にはなってきそうです」
-意気込みを。
「ここ2週連続で(G1で)期待に応えられていない。何とか結果を出せるように頑張りたいと思います」
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高野友和調教師
-最終追いは軽め。
「1週前追い切りが、結果的に予定より速い時計。もう体を動かす程度の感じでいいかなと思って、武史君にもそう伝えました。動きはいい感じでした」
-前走は馬体重増減なしだった。
「理想を言えば、もう少し、体を増やしたかったですね。今回も増えてはいない感じはするが、前走より食に対する意欲が出ています。
シルエットを見ると筋肉を保持し、研ぎ澄まされた感じ。現状はこれで走ると思っています」
-厩舎の先輩・
レイパパレや
ショウナンパンドラとの比較では。
「質は違いますけど、見劣らないと思っています」
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桜花賞に向けて。
「華のあるクラシックレース。人気を背負った馬を出走させられるのは幸せなこと。プレッシャーはありますが、ファンの方には楽しんでもらいたいです」
提供:デイリースポーツ