上位3着までに
NHKマイルカップへの優先出走権が与えられるレースで、舞台は中山競馬場だが、同じ距離で行われる
NHKマイルカップの前哨戦。実際、このレースを
ステップに挑んだ馬は、過去10年で3勝と相性も良い。
◎
ティーガーデンは
ひいらぎ賞優勝馬。ダッシュは一息だったものの逃げ、先行馬が有利な流れと見るや早めにポジションを上げ、最後は出走メンバー最速の末脚を繰り出してきっちりとゴール前で抜け出した。やや頭の高い走法だが、器用な立ち回りを見せた一戦。前走の
ファルコンSは外枠も痛かったが、それ以上に4角で他馬にぶつけられる不利が痛かった。それでも心折れることなく差を詰めており、能力は示した。今度こそだ。
〇
マテンロウオリオンは
シンザン記念優勝馬。未勝利馬の身で挑んだ万両賞は出遅れて最後方からの競馬となったが、推定33.4秒の末脚で初勝利を特別戦で飾り、前走
シンザン記念はうまくインに潜り込んで早め先頭から危なげなく押し切った。ここは一息入ったあとの1戦となるが、メンバー中唯一の重賞勝ち馬として恥ずかしい競馬はできない。
▲
アバンチュリエは
ジュニアC4着のち
共同通信杯を挟んで自己条件戦を勝ち上がってきた。祖母はアイルランドのマイルG3優勝馬で、武器はスピードと瞬発力。デビュー間もない頃はスタートに難があったが、キャリアを積むごとにそれが解消し、先行力を身に付けてきた。逃げ、先行馬が多い組み合わせも有利に働くと見た。
苦しいところを割ってでてきた前走の内容が好印象の△
サーマルウインドは祖母が
ディープインパクトの半姉という血統。キャリアを積みながら成長を感じさせる△
ジャングロ、マイルでは崩れていない△
エンペザーあたりも差がない印象で、混戦模様だ。