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ニュージーランドT・G2」(9日、中山)
主導権を握った3番人気の
ジャングロが、ゴール前での競り合いを頭差で制して重賞初制覇。絶妙のペース配分で勝利をエスコートした
武豊は、「道中はフワフワしていた。それで息が入ったね。最後に外から
マテンロウオリオンが来たら、そこからもう一度ファイトしてくれた」と笑顔で振り返った。
同馬のオーナーで「ウマ娘」でおなじみのサイバーエージェント社長の藤田晋氏へ、待望の初タイトルをプレゼントした。残念ながらオーナーは不在だったが、レース直後に自らのTwitterを更新。「やった!!初重賞です」と涙の絵文字を添えて喜びをつづった。
馬主になって初めて所有した世代から、早々に重賞勝ち馬が誕生。
武豊も「勝てて良かったです。早いですね」とニッコリ。森師も「引きが強いですね。こういう馬が出て、競馬が盛り上がってくれたら」と満面の笑みを浮かべた。
これでNHKマイルC(5月8日・東京)の優先出走権も獲得。鞍上は「力をつけていますよ。この距離をこなせたことも大きいですね」と手応え十分。トレーナーも「オーナーと相談しますが、行くつもりで」と本番を見据えた。次に目指すのは3歳マイル王の称号。G1の主役へ、堂々と名乗りを上げた。
提供:デイリースポーツ