かつて
オグリキャップが勝った
ペガサスSの流れを汲む3歳重賞で、18年から
NHKマイルCの
トライアルとして施行時期が変更された。近年の勝ち馬から
ミッキーアイル、
レインボーライン、
ペルシアンナイト、
タワーオブロンドンなど多くのGI馬が輩出されており、負けた馬からも
インディチャンプ、
ダノンスマッシュ、
ピクシーナイトなど活躍馬が続出している。
1.前走上がりに注目
過去10回で、前走の上がりが1位だった馬は[0-3-2-25]と勝ち切れていない。また、上がり2位だった馬も[1-3-2-14]で複勝率は30.0%あるが1勝のみ。直線が長いコースで行われるので上がり上位の馬を狙いたくなるものだが、前走上がりが1・2位だった馬の1着の信頼度はあまり高くない。
2.前走重賞組が中心
過去10回で、前走が重賞だった馬は[8-5-4-32]で複勝率は34.7%。一方、前走が1勝クラス(500万下)だった馬は[1-3-3-47]で複勝率は13.0%。施行時期変更後の勝ち馬4頭は、いずれも前走重賞だった。
3.間隔が詰まっていると苦戦
過去10回で、中3週以内で出走した馬は[1-1-3-39]で複勝率11.4%。対して、中4〜8週の馬は[6-6-6-40]で複勝率31.0%、中9週以上だった馬は[3-3-1-23]で複勝率23.3%。
ダノンスコーピオンは
朝日杯FSの3着馬で、ここに入れば力上位。調教の動きを見るにまだ良化の余地はありそうだが、前走
共同通信杯の時よりは良化傾向にあり巻き返しを期待したい。