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皐月賞・G1」(17日、中山)
混戦ムードの牡馬クラシック初戦。
ホープフルSを制した覇者
キラーアビリティが、引き続きG1の舞台で輝きを放つ。重賞初挑戦がG1となった前走で圧巻の走り。道中3番手で折り合うと、直線半ばで一気に抜け出し、2着に1馬身半差をつける快勝。ゴール前では流す余裕さえあった。2度の敗戦を糧に着実に力を蓄え、クラシック候補に名乗りを上げた。
全休日の11日朝、自厩舎で
リラックス。カイバおけに顔を突っ込み食欲は旺盛。元気な姿を見せた。早くから直行ローテを選択し、じっくり充電してから3月中旬に放牧先から帰厩。担当の福田助手は「スピードと、ためれば切れる瞬発力もある。2歳の時は素質だけで走っていたけど、折り合いもだいぶつくようになってきた」と精神面での成長を強調する。
間隔はあいたが、ここまでの過程に不安は一切ない。「こちらに戻ってきてからちょっと重くて緩いところもあったけど、今週で間に合うと思います」と同助手。1週前追い切りにまたがった横山武も「ハミの取り方だったり、いい意味で変わってきている。動きも良かった」と好感触をつかんだ。
ホープフルSからの直行では19年
サートゥルナーリア、20年
コントレイルが勝利。万全の状態で大舞台に臨む。
提供:デイリースポーツ