12日(火)、
船橋競馬場で、5月4日(水)の
東京湾カップ(SII・船橋・ダート1700m)の
トライアル・
ブルーバードカップ(準重賞 良・ダート1700m)が行われ、好スタートから先頭に立った船橋の
ロマンスグレー(
左海誠二騎手)が2着に6馬身差をつけて逃げ切り、3連勝を果たした。勝ちタイムは1分51秒9。2着は、道中2番手を追走した大井の
ランディスシティ(
笹川翼騎手)。
この2頭には、
東京湾カップへの優先出走権が与えられた。
勝った
ロマンスグレーは、父
エスポワールシチー、
母エムワイスカレットの3歳牡馬で、船橋・
林正人厩舎の管理馬。2歳8月のデビュー戦から2着が4回続いたあと、3歳2月に初勝利を挙げ、前走の特別戦、そして今回と、1700m戦で3連勝。通算成績を7戦3勝とした。
鞍上の
左海誠二騎手は、今年1月の浦和競馬で落馬負傷のあと休養していたが、11日(月)の船橋競馬からレースに復帰し、今年の初勝利を挙げた。
レース後のコメント
1着
ロマンスグレー(
左海誠二騎手)
「ケガをして休んでいましたが、休み明けでこんなに速い馬に乗せてもらえて、何とか結果を出さないといけないと思っていました。勝ててホッとしています。ここ2戦の競馬を見て、前に行くのが理想だと思っていましたので、うまくスタートを出して、自分の競馬をしようと思っていました。向正面に入ってハミを噛むところがありましたが、馬が力をつけていて、感触が良かったので、最後は馬の力を信じて乗るだけでした。まだやんちゃで、体を持て余しているところがあります。まだまだ伸びしろがありますし、相当先が楽しみな馬になると思います」
1着
ロマンスグレー(
林正人調教師)
「この馬場状態でこの勝ちタイムは早いと思います。2歳の時は終いの粘りが足りなかったのですが、休んで力をつけました。持久力があるところがこの馬の持ち味です。この後は
東京湾カップを目指します」
(取材:三浦拓実)
ラジオNIKKEI