17日(日)中山競馬場で行われる第82回
皐月賞(GI)に登録している
ジオグリフ(牡3、美浦・
木村哲也厩舎)について、追い切り後の共同会見での関係者のコメントは以下の通り。
ジオグリフについて
木村哲也調教師
「新馬、
札幌2歳ステークスと、強い勝ち方、内容のある勝ち方でしたが、その後、期待を持って12月、2月と競馬を使いましたが、思うような結果が出せず、本来のパフォーマンスを出せていなかったので、至らなかった部分を整理整頓、修正して今回に臨む中で、先週の追い切りの動きがこちら側のやりたい、導きたい動きにできたので、これだったら福永騎手に乗っていただく価値があるのではと思い、美浦に来て追い切りに乗ってもらいました。どういう印象を持ったかを細かく伺い、説明を受けて、コミュニケーションを取りました。
12月の競馬の時、天候の影響など色々ありましたが、追い切りがぐちゃぐちゃになり、馬の頭の中を混乱させてしまったというのが非常に反省点としてあり、2月の競馬に関しては、原因はわかりませんが、12月の競馬の疲れが取れていなかったこともあって、動きに重たさがありました。
今回は、調教内容を変えて取り組んできて、実際、それでスムーズにスタートを切り、道中脚をためることが、ジョッキーに乗ってもらってできるかどうかを見たかったので、福永騎手に来てもらいたかったですし、不安なく立ち回れるか、福永騎手に感触として掴んでもらいたかったので、今日までそれができるように段取りを組んでやってきました。福永騎手も感触は良かったようなので、ホッとしている部分もあります。
暮れのGIでは期待を裏切りましたし、
共同通信杯も足りないところがあり、
ジオグリフの評価を下げるような管理を私自身がしてしまいました。3歳クラシックで、何とか、僕自身、
ジオグリフの名誉を回復させたいと思っていますし、スタッフも情熱をもって取り組んでいます。応援して下さる方に恩返しできるよう、喜んでいただけるように、週末まで最善を尽くしたいと思います」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI