17日(日)中山競馬場で行われる第82回
皐月賞(GI)に出走予定の
ダノンベルーガについて、追い切り後の共同会見での関係者のコメントは以下の通り。
ダノンベルーガについて
堀宣行調教師
「
共同通信杯については、やや重の馬場は決してこの馬に向くとは思っていなかったので、非常に大きな驚きと共に、想像を超えた走りをしてくれたと思っています。
前走後は厩舎に置かせてもらいました。2週間で健康状態は整い、心身の
バランスは落ち着いていましたので、そこから調整に入れました。欲を言えば、大目標のダービーを見据えて、整えるだけでなく、余裕が欲しいなと思っていましたが、まだ余裕があるところまでは至らず、その中で
皐月賞も視野にあったので、調整を進めてきました。
初入厩の時、右回りのウッドチップでの追い切りでトモを滑らせうまく走れませんでした。
皐月賞に向けて、まずダートやポリトラックといったグリップの良いコースで徐々に始めて
バランスをとる事をこなしながらやっていきました。その後、右回りはこの馬なりにうまく
バランスをとって走ってくれていて、週末の左回りを取り入れながら、
共同通信杯の前よりはしっかり乗り込んで、2週前の追い切りまで終えました。
その過程の中で、乗ってもらうジョッキーがどう感じるかは、勝負に行くにあたり重要ですから、1週前に川田騎手に乗りに来てもらい、確認してもらっています。そこまでの時点で、余裕を持つところには至らず、言い方が難しいのですが、仕上がっちゃったなというのが本音です。
今日の追い切りに関しては、それを受けて、最後は微調整。終いは無理せず、7,8分の匙加減で伸ばしてきました。若干、今日は暑さもあり、息がこの馬としては悪いかなとも思いましたが、この後の微調整に生かしたいと思います」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI