13日(水)、
船橋競馬場(晴 良)で行われたダート
グレード競走、第26回
マリーンカップ(JpnIII ダート1600m)は、
JRAの2番人気
ショウナンナデシコが圧勝した。道中は2番手から、逃げる
サルサディオーネを直線でとらえると一気にリードを広げ独走、2着以下に8馬身差をつけた。勝ちタイムは1分41秒3、勝利騎手は
吉田隼人。
2着に1番人気
サルサディオーネ(大井)、3着に4番人気
レーヌブランシュ(
JRA)。3番人気
レディバグ(
JRA)は5着だった。
ショウナンナデシコは父
オルフェーヴル、
母ショウナンマオ(母の
父ダイワメジャー)、5歳牝馬。
JRA栗東・
須貝尚介厩舎の管理馬。通算20戦7勝(うち地方3戦2勝)、前走の
エンプレス杯からの連勝で重賞2勝目をマークした。
<レース後の関係者のコメント>
1着
ショウナンナデシコ(
吉田隼人騎手)
「力があるのは分かっていましたし、スタートをしっかり出して、強い馬について行こうと思っていました。道中のリズムは良かったです。後ろの馬を気にしていたのですが、大分後ろと離れているのかなと思ったので、自分の馬を信じてちょっと早めでしたがスパートしました。直線は思っていた通りの伸びでした。正直こんなに強くなっているんだなとビックリしました。人馬ともこれからも頑張っていければと思いますので、応援よろしくお願いします」
2着
サルサディオーネ(
矢野貴之騎手)
「相手を褒めるしかありません。58キロでも止まっていませんし、よく走っています」
4着
メモリーコウ(
和田譲治騎手)
「スタートで良い所につけられて、折り合いもつきましたが、3コーナーでついていけませんでした」
6着
クールキャット(
内田博幸騎手)
「向正面から出せるところで出して行きましたが、最後は反応がありませんでした。初めてのナイターもあったと思いますが、砂を被っても嫌がっていませんでした。変わる可能性はあると思います」
(
奥村武調教師)
「スタートは出たのですが、二の脚が速くなく、包まれる形になりました。1コーナーから2コーナーではいつもと同じで何もできない状態でした。早めに外へ出して追い出せたのですが、前が止まらない展開で、追い上げたものの自分が苦しくなってしまいました。推進力をそがれてしまった形です。なかなかピタッと来る条件がなく、能力を発揮し切れないですね。砂を被っても大丈夫でしたが、1600mは苦しかったです」
(取材:米田元気、三浦拓実)
ラジオNIKKEI